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マインドフルな日々のこと

他者との関係性におけるマインドフルネス

4/26/2017

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 私がマインドフルネスに出会ったのは、およそ10年前、ハコミセラピーを通してでした。


 ハコミセラピーは、1970年代にアメリカで生まれた、マインドフルネスをベースにした身体指向の心理カウンセリングです。


 瞑想は基本的に「一人」で行い内側の観察をするものですが、個人カウンセリングはセラピストとクライアント「二人」で行い、グループカウンセリングなどの場合は、二人以上の人たちと関わります。


 なので、私の初期のマインドフルネスの経験は、ほとんど他者との関係性の中で体験したものでした。これは今振り返っても、とてもかけがえのない経験で、非常に幸運だったと思っています。



 セラピストと向き合い、時に目を閉じ、時に視線を合わせながら、マインドフルに自分自身の内側の今起きていることに気づく時間を与えられ、それをマインドフルに表現することを、何のジャッジメントなく受け入れられる。。。



 そんな愛情深く、安全な環境は、それまでの私の人生では一度も経験したことのないもので、新鮮さと感動で胸がワクワクしたのを今でも覚えています。


 私は数年前から、年に1度は瞑想の合宿に行くようにしているのですが、一人で目を閉じ、静かにマインドフルな時間を持つと、自分の感覚や感情、思考の観察はしやすくなります。とても素晴らしい経験です。このことは、瞑想を経験したことのある多くの人が感じることだろうと思います。


 けれども、他の誰かと共にある時、その自分自身の内側気づきの感覚を維持するのは、それほど容易ではなくなることが多いのです。何故でしょうか?



 それは、本当にマインドフルな状態というのが、ありのままの無防備な自分を浮かび上がらせるからなのだろうと思います。

 
 瞑想の時間は誰にも邪魔されずに、自分自身の時間の中で観察を行うことができるとても個人的体験ですが、誰かとの関係の中にある時、私たちは多くの場合、社会的役割の中にあります。社会的役割の中で、ありのままの無防備な本来の自分自身であり続けるということは、多くの人にとって、安全でないように感じられるのではないでしょうか。


​
 けれども、今、その不安を脇に置いて、想像してみてください。


 あなたが本来の自分自身を失わずに、他者と平和的で友好的な関係で繋がり続けることができたなら。あなたはどんな気持ちで毎日を過ごすことができるでしょうか。


 そして、そんなことが、果たして可能なのでしょうか。


 きっと今この世界の抱える多くの課題は、この点に大きなヒントがあるような気がしています。そして、この問いに対する私の個人的な答えは、「YES」です。


 目を閉じていても、目を開けていても、一人の時間も、他者との時間も、マインドフルになることができます。そのあり方は、時間をかけ練習を継続することで確実に上手になっていきます。
それはその過程での様々な気づきを経て、自分自身を肯定し受け入れていくことへと繋がっているのだろうと思います。


 1年ほどマインドフルネスのセラピーのセッションを受けているクライアントさんが、「世界がこんなに優しくて美しいのだと知ることができて、本当に良かったです」とおっしゃってました。


 温かな人間関係が、私たちにとって真に幸福で健康で生きられる必須の条件である、との研究結果を多く耳にします。



 私たち一人一人がマインドフルになる時間を自分自身の内側、そして日常の人間関係で継続的に持てるようになることで、私たち全体がより幸福だと感じられる社会が見えてくるのかもしれません。

Wishing you the best on your path of practice!​

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